2026/9/14
マイクロ根管治療は何が違う?肉眼治療との成功率の差をわかりやすく解説
歯の神経の治療(根管治療)は、むし歯が深く進行した際に必要となる重要な処置です。しかし、同じ「根管治療」でも、マイクロスコープを使用する場合と使用しない場合では、治療の精度や成功率に大きな差が生まれます。
今回は、その違いをわかりやすく解説します☆
◆ マイクロスコープとは?
マイクロスコープは、治療部位を最大20倍以上に拡大して見ることができる高性能な歯科用顕微鏡です。 肉眼では見えない細かな構造まで確認できるため、精密な治療が可能になる“歯科医療の必需品”として世界的に普及しています。
◆ マイクロを使用した根管治療の特徴
① 肉眼では見えない根管の細部まで確認できる
根管は非常に細く複雑で、分岐や側枝が存在することもあります。 マイクロを使うことで、感染源の取り残しを大幅に減らすことができます。
② 再発リスクが低い
根管治療の失敗原因の多くは「感染源の取り残し」。 マイクロで視認しながら確実に除去することで、再治療や抜歯のリスクを減らせます。
③ 偶発症の防止
穿孔(穴があく)、器具の破折などは肉眼治療で起こりやすいトラブル。 マイクロなら視野が広がるため、安全性が高い治療が可能です。
④ 治療回数が少なくなる傾向
感染源を確実に除去できるため、ダラダラと通院が続くことが減ります。
◆ マイクロを使用しない根管治療の特徴
① 見えない状態での“感覚頼りの治療”
根管の内部は肉眼ではほぼ見えません。 そのため、経験と勘に頼った治療になり、感染源の取り残しが起こりやすくなります。
② 側枝や追加根管を見逃しやすい
上顎大臼歯のMB2など、見つけにくい根管は肉眼では発見が困難です。
③ 再発しやすい
治療後に痛みが続く、腫れる、再治療が必要になるなどのトラブルが起こりやすくなります。
◆ 成功率の違い(海外文献より)
マイクロ使用:80〜90%以上
肉眼治療:50〜60%程度
もちろん歯の状態や術者の技術によって変動しますが、 「見えるかどうか」が治療結果に大きく影響することは明らかです。
◆ 当院がマイクロ治療にこだわる理由
根管治療は、歯を長く守るための“最後の砦”です。 だからこそ、見える治療=精密治療が欠かせません。
当院ではすべての根管治療にマイクロスコープを使用し、 再発の少ない、安心して長く使える歯を守る治療を提供しています。
◆ まとめ
マイクロを使うと「見える治療」ができ、成功率が高い
肉眼治療は「感覚頼り」で再発リスクが高い
歯を長く守るためには、精密な根管治療が重要
根管治療はやり直しが難しい治療です。 だからこそ、最初の治療をいかに精密に行うかが、歯の寿命を大きく左右します。
