偉人と歯のおはなし。⑤
みなさま、こんにちは。
歯科医師の中岡です。
調べてみたらおもしろすぎて、またまたブログを投稿させて頂きました
今回は偉人、というか、巨人のお話。
「アンドレ・ザ・ジャイアント」をご存知でしょうか??
職業は、プロレスラー。
その名の通り、大きな体で大活躍したそうです。
身長223㎝、体重236㎏・・・!!!!!!!
そんな彼は、歯の本数も桁違い(実際に桁が違うほど多くはないですが(笑))
一般に、成人の歯の本数は、先天的な欠損が無い限りおやしらずを含めて32本です。
アンドレ・ザ・ジャイアントの歯の本数は、なんとなんと・・・
42本!!!!!!!!!!
一般的な本数より10本も多かったのです。
歯のケアが大変そうですね・・・
虫歯になってしまったら、彼のような巨体が横たわれるユニット(歯科の治療台)があるのでしょうか??
口が大きいので、治療はしやすいのか?でも、大きすぎて器具や我々の手が届かなそう・・・など考えてしまいました
たまに、「過剰歯」という、余分な歯が何本か生える方はいらっしゃいます。
(私も左上のおやしらずを抜歯した後、とーても小さい5ミリくらいの過剰歯が2本生えてきたので、自分で抜きました(笑))
ただ、アンドレ・ザ・ジャイアントの場合で言えば、顎もかなり大きかったのでしょうから、通常より多い10本の歯は
「過剰歯」としてではなく、顎の大きさに合った、生えるべくして生えた歯だったのでしょう。
プロレスラーとして、みんなのヒーローだったアンドレ・ザ・ジャイアント。
その大きな体でたくさんのファンを魅了してきたことかと思いますが、心臓にかなりの負担があったようで、46歳という若さで亡くなってしまいました。
プロレスの成績はもちろん、体の大きさ・歯の本数・並外れた飲酒量(車での移動中に缶ビール118本も飲んだらしいです!)・・・
さまざまな伝説を残して歴史に名を遺した、大きなヒーローはずっと語り継がれることでしょう
↓ジャイアント馬場さんとの比較イラスト