こんにちは!
日に日に春を感じるようになってきましたね
都内でも少しずつ、梅や桜を目にするようになってきました
今日は先日受講した講演についてお話したいと思います!
『非歯原性疼痛』がテーマです
専門用語で難しい言葉なので、簡単にお話すると
『歯が痛いけれど、歯が原因でない痛み』ということです
一般的な歯の痛みとは、『虫歯』『歯周病』『噛み合わせ』などに大きく
分けられますが、そのどれでもない原因で歯が痛むことがあります。
例えば『筋・筋膜性疼痛』と言って、筋肉の過度な緊張により歯が痛むことがあります
また『狭心症』によって歯が痛むことも報告されています。(年間2〜3症例)
勤務医をしていた時期の同僚のドクターで実際にあった事例ですが、
どれだけ検査や診査しても痛みの原因が見つからず、困っていた患者さんがいました。
その同僚ドクターは念のため大学病院を紹介したところなんと見つかった病気が。。。
『脳腫瘍』でした
しばらくして、患者さんが来院した際に『先生のおかげで大事に至らずにすみました』
とお話されていたのをとても鮮明に覚えています。
原因の場所と原因が同じであれば、診断も容易ですし処置もスムーズに進められますが
必ずしも痛みのある場所と原因は同じではありません
歯は28本(親知らず入れると32本)の感覚をもつ器官です!
普段痛みがなく順調であっても、知らず知らずのうちに歯周病に脅かされていたり
虫歯は進行することがよくあります。
調子が良くないなと感じる前に、定期的な検診が不可欠です
そしてもし原因が歯でない症状があった場合は、
連携している大学病院や都立病院の先生にご紹介させて頂くことができます
半年近く検診に行っていないな〜と思い当たる方はぜひ検診とクリーニングにお越し下さい