ご無沙汰しております、院長の川島です。

今日は診療時間の短縮に至った思いについてお話しさせてください。

 

 

開業時は水曜日の診療時間を22時までとし、

通勤帰りの患者さんや痛みが辛い急患の患者さんのお役に立てるよう

診療に励んできました。

 

しかし当初は無断キャンセルや自身の体調・スタッフの疲弊などから

徐々に診療時間の短縮をしてきました。

 

その後20時になり19時になり現在に至ります。

 

コロナ禍3年目に入り、大きく世の中の当たり前が当たり前でなくなり、

柔軟な対応が必要とされる時代になりました。

 

なるべく患者さんに寄り添っての診療を心がけてきましたが

ここ数年解決できない悩みがありました。

 

水曜日の診療時間です。

他の診療時間18時では間に合わない患者さんの受け皿として

水曜は19時まで診療をしておりました。

 

しかしこの時間は本来患者さんの枠として2枠しかなく、

かなりの争奪戦になることと、痛みや詰め物の脱離などの急患さんを

受けることが非常に多くなりました。

 

もちろんスタッフの確保にも力を入れておりましたが

ここ近年の社会的な勤務形態の変化や働き方改革などで

水曜勤務可能な信頼できるスタッフの確保が大変困難でした。

 

結果として2枠に当日急患の患者さんと元々予約を取られた患者さんとで

4〜5枠を掛け持ちして診療せざるおえない状況が度々ありました。。。

 

私の技量不足かもしれませんが、一人一人の患者さんにしっかり時間を持って

診療をするスタイルのため結果として治療時間の短縮・待ち時間の増加などで

私自身が100%の状態で診療に向き合えないことが何よりの悩みでした。

 

何ヶ月も悩み、既存の患者さんにご迷惑をおかけすることを重々承知の上で

今回の決断に達しました。。。

 

私は患者さんに十分に寄り添えない状況での診療を続けたくありません。

(これまでの水曜の治療が手を抜いているわけでは決してありませんのでご安心ください)

 

近隣に遅くまで診療されている歯科医院さんはたくさんあります。

どうかご自身にあった環境の歯科医院さんに安心して通院してください。

それが結果として患者さんのためになると私は信じています。

 

私のクリニックの環境作りが万全でなく、結果として当院を選んでいただいた患者さんに

多大なご迷惑をおかけすることとなり深く深くお詫び申し上げます。

 

今後も私にできる限り患者さんやスタッフが安心し信頼できるマーレを築いていくため

精進いたしますのでどうかご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

川島 栄里子